きのうの教会・あしたの教会 2025±X

変わらずにきた日本の教会は、コロナ禍を経てどのように変わったか。変わりゆく社会状況を読み解き、アンケートなどによるマクロな分析と著者自身の経験や分析を縦横に組み合わせ、小さくなっても持続可能な「あしたの教会」になくてはならないものを探る。
[著者紹介]越川弘英(こしかわ ひろひで)
1958年東京生まれ。同志社大学神学部卒業、同大学大学院神学研究科博士課程前期課程修了、シカゴ神学校(CTS)卒業。日本基督教団中目黒教会伝道師・副牧師、巣鴨ときわ教会牧師、同志社大学キリスト教文化センター教員を経て、現在、同志社大学名誉教授。
Ⅰ オンライン礼拝を考える──コロナ禍の経験から
第1章 コロナ禍と教会
第2章 オンライン礼拝の経験と印象
第3章 オンライン礼拝と「説教中心の礼拝」の〝相性〟
第4章 オンライン礼拝の限界──共同体性をめぐって
まとめにかえて
付論 コロナ禍と教会の活動に関するアンケート結果から
Ⅱ 礼拝のかたち・教会のかたち・信仰のかたち
はじめに
第1章 時間と空間の枠組みにおける礼拝の分類
(1)A型の礼拝
(2)B型の礼拝
(3)C型の礼拝
(4)D型の礼拝
(5)ハイブリッド型の礼拝
第2章 礼拝の型とコスト・パフォーマンス
(1)コロナ禍における礼拝の型の移行
(2)礼拝のコストという視点
(3)礼拝のコスト・パフォーマンスについて
第3章 ハイブリッド礼拝の課題と可能性
まとめにかえて
Ⅲ きのうの教会・あしたの教会
第1章 日本社会の未来と展望
(1)人口統計から分かること──少子高齢化と未来の展望
(2)未来社会の課題と対応──「SDGs」と「ムーンショット目標」
第2章 過去四半世紀における日本基督教団の変化──『教団年鑑』の統計から
(1)教勢の変化について──「信徒数」「現住陪餐者数」「礼拝出席者数」
(2)コロナ禍と礼拝出席者数の推移
(3)財政の変化──「経常収入」「経常支出」「教師謝儀」
(4)教会数と教師数の推移
(5)CS(教会学校・子どもの教会・日曜学校)について
(6)これまでの統計から予測される次の四半世紀の教勢推移
第3章 教会の信仰・神学の再考
(1)「危機」と「変化」──「教会のダウンサイジング」について
(2)「私たちの信仰・私たちの神学」の再確認・再確立
第4章 教会の組織・運営モデルの再考──オンラインの活用を踏まえて
(1)教会のスタンダード・モデル
(2)単独教会におけるハイブリッド・モデル
第5章 教会の活動の再考──礼拝を中心に
(1)教会の活動を再考するために
(2)これからの礼拝に求められること
第6章 教会の主体の再考──牧師と信徒の新しい関係
(1)牧師の現実と課題
(2)これからの教会と信徒の関係──「所属」の問題
あとがき











































