キリスト教シオニズムとは何か

パレスチナでどれほどの人が殺されようと、現在のイスラエル国を支持するキリスト者が多くいる。その思想的根拠がキリスト教シオニズムだ。本書はキリスト教シオニズムの歴史を概観すると共にその問題点を徹底的に分析し、欺瞞を暴き、対抗策を提示する。
早尾貴紀氏推薦!
キリスト教シオニズムを知らなければ、パレスチナ/イスラエル問題の本質は理解できない。
ユダヤ人のパレスチナ入植と国家建設を目指すシオニズム思想は、ヨーロッパのキリスト教解釈から生まれ、建国後のイスラエルは米国のキリスト教福音派に支えられてきたからだ。
本書は、その思想的・政治的背景、とりわけ植民地主義・人種主義の影響、さらに日本のキリスト教シオニズムまでを、簡潔に解説している。
キリスト者のみならず万人に必読の書!
早尾貴紀(はやお・たかのり、東京経済大学教員)
[著者紹介]大宮有博(おおみや ともひろ)
関西学院大学法学部教員・宗教主事。1970年大阪生まれ。
1995年関西学院大学大学院神学研究科博士前期課程修了。1999年Graduate Theological UnionにてM.A.取得。2003年London Bible College(現London School of Theology)にて Ph.D.取得。1999~2003年までAsbury Theological Seminaryにて博士研究員。神戸国際大学附属高等学校および神戸松蔭女子学院大学非常勤講師、名古屋学院大学教員を経て現職。
第1章 キリスト教シオニズムとは何か? キリスト教シオニズムと入植者植民地主義
第2章 なぜキリスト教はシオニズムと結びつくのか?
第3章 キリスト教シオニズムの歴史(1) イスラエル建国まで
第4章 キリスト教シオニズムの歴史(2) 第3次中東戦争以降
第5章 キリスト教シオニズムの歴史(3) 「10.7」以降
第6章 日本におけるキリスト教シオニズム
第7章 キリスト教シオニズムを批判する動き
第8章 聖書から学ぶ
あとがきにかえて











































