礼拝と音楽 No.197 2023 SPRING
聖書にはたくさんの歌がちりばめられています。ものがたりの登場人物による神への祈りは、歌うことで、世代を超えて人々の心に記憶されました。古代の旋律は忘れ去られましたが、祈りのことばは、それぞれの時代のあたらしい音楽を纏って受け継がれています。わたしたちのたいせつな歌・カンティクムの豊かさを知ると、歌わずにはいられなくなるでしょう。
◆「カンティクム」による賛美の伝統……宮越俊光
◆各教派のカンティクム
聖公会とカンティクル……辻彩乃
ルーテル教会におけるカンティクム……伊藤節彦
改革派教会のカンティクムの位置づけと使用……高内義宣
日本基督教団での実際と展望……編集部
◆カンティクムと賛美歌(聖歌)──『讃美歌21』を中心として……水野隆一
◆中世からバロックへ──モンテヴェルディのマニフィカトへ至る道 ……花井哲郎
◆バッハとマニフィカト……秋岡陽
◆Mag&Nunc イギリス大聖堂サウンドの真髄──アングリカンの合唱文化におけるカンティクル……那須輝彦
【追悼】
徳善義和先生──ルターと共に歩んだ生涯……江藤直純
【好評連載】
◇古の響き、代々の祈り(4)……西脇純
◇折々の礼拝(17)……編集部 協力=五十嵐弘志
◇聖書の歌をうたう(10)……浦上充・水野隆一・鈴木道也