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2022.08.22
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NHK「こころの時代」「それでも生きる 旧約聖書『コヘレトの言葉』」再放送放映中
2021.12.17
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2021.02.22
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『VTJ コヘレト書』の書評が掲載されました(『季刊 教会』121号)
2020.12.09
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NHK「こころの時代」で旧約「コヘレトの言葉」が取り上げられています!【終了】
2020.12.01
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注解書購入応援キャンペーンを2020年12月から2021年3月末まで実施【終了】
2020.11.30
VTJ 旧約聖書注解 コヘレト書
2020年4月より、NHK「こころの時代」で「コヘレトの言葉」の講師を務める著者が書き下ろす、渾身のコヘレト書注解。
著者 | 小友 聡 著 |
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ジャンル | 注解書 |
シリーズ | シリーズ > 注解書 > VTJ 旧約聖書注解 |
出版年月日 | 2020/03/25 |
ISBN | 9784818410572 |
判型・ページ数 | A5・210ページ |
定価 | 定価3,520円 (本体3,200円+税) |
在庫 | 在庫あり |
「すべては空しい」という言葉によって、そして一貫して「死」が語られることによって、厭世的・虚無的な文書であると思われがちのコヘレト書。しかし、コヘレトが述べたかったのは、「来世を考えるよりも、ほんの束の間であるこの生を生き抜け」ということであった。黙示思想がコヘレト書に与えた影響を探究し、「コヘレト書は、黙示思想へのアンチテーゼである」という立場から解釈を試みることで、コヘレト書に新たな輝きを与える一冊。
*『日本の神学』60巻(2021年発行)にて、田島 卓氏による書評が掲載されました。
以下のアドレスで書評をご覧いただけます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihonnoshingaku/60/0/60_106/_article/-char/ja
【読者の声】
・小友先生の「反黙示思想の書」との解釈に目を開かれる思いがしました。
・ダニエル書の黙示的な思想に対するものとして書かれたコヘレト書の位置付けで分かり易くなった。確かにそうだと思わされました。
・今を生き抜く事の大切さ、愛する妻のありがたさを気付かされました。神も仏もない、神を求めないのではなく、畏れる小さな自分である。
・NHKこころの時代でコヘレトの言葉(小友氏)を知りました。私は一応佛教徒ですがコヘレト書には共感する事が沢山あります。旧約聖書にもこの様な類の本がある事にビックリ致しました。
書名と位置づけ
構成と統一性
著者および編の問題
成立年代と時代背景
思想的特徴と神学的・聖書学的諸問題
反黙示思想の書としてのコヘレト書
本注解でコヘレト書をどう解釈するか
トピック
1 ウィットレイの成立年代下限説をめぐって
2 日本のコヘレト研究について
注 解
表題、標語、詩文(1:1–11)
独白―王の企て(1:12–2:26)
1:12–18 知者としての王の企て
2:1–11 富者としての王の企て
2:12–21 王の後継者への疑念
2:22–26 王の企ての結び
決定と不可知―時の詩文(3:1–17)
死の宿命(3:18–22)
太陽の下での虐げ(4:1–5:19)
4:1–3 太陽の下での虐げ
4:4–12 社会的領域での望ましい態度
4:13–16 政治的領域での望ましい態度
4:17–5:6 祭儀的領域での望ましい態度
5:7–16 太陽の下/地上での虐げ
5:17–19 結論
太陽の下での不幸(6:1–8:17)
6:1–9 太陽の下での不幸
6:10–12 「問い」と「答え」の確認
7:1–22 黙示批判1. 歴史認識
7:23–29 黙示批判2. 謎解き
8:1–8 黙示批判3. 解釈
8:9–14 太陽の下での災い
8:15 結論
8:16–17 「答え」
死の宿命(9:1–6)
対話(9:7–10)
決定と不可知―時と偶然(9:11–12)
時代への発言(9:13–10:20)
決定と不可知(11:1–6)
対話(11:7–12:2前半)
詩文(12:2後半–7)
標語、後書き(12:8–14)
あとがき
参考文献