オンデマンド版 井上洋治著作選集 別巻 井上洋治全詩集
願い
憧れ
一本の老木
ベランダで
いいのかな こんなことで
無人の司祭館
詩の心のおくに
夜明けのミサ
おいのり
御手のぬくもり
雲の心
風の声
大きな木
梅
しんしんと雪は降る
落花の雪
追憶
夏の早朝
弘川寺で
高原のひととき
中秋の名月
秋の空
初冬のささやき
無題
風の薫り
満開の桜
病室にて(一)
病室にて(二)
雨の降る日にも
線香花火
大自然の祈り
祈り
小雀健チャン
胃袋さん ごめんなさい
自然はなぜこんなに美しいの
白鷺
冬の空
風がみえる
亀くんのお祈り
一筋の道
早春
初夏
かすみ草
涙
オウムからの帰還
「風の家」十周年の朝
いかんせん我が身
八甲田の水ばしょう
さようなら
室の津にて
蝉の声
夏の終り
風
木枯し
赤はだかのきみ
心の落葉
冬の夕ぐれ
南極の石とチューリップ
司祭叙階記念日の朝
聖金曜日の夜明け
『南無アッバ』
木々の祈り
有難いことだ
草の心
あなたのおかきになる絵
イエスさま、おみまいにいってあげて下さいね
高原の朝
真夜中のひととき
青龍寺にて
イエスさま、どうか一緒に祈って下さい
しずけさ
ぶなの林の祈り
お墓まいり
心の雨
正月の空
雪のささやき
亀の心境
風のなかの三十八年
アンチオキアの城塞跡
バルナバの修道院
同伴者(パラクレートス)風
讃歌
水ばしょうの祈り
霧
お金では買えない絵
小さな小さな白い花
病室での出会い
熊野の古道
嵐のあとに
風がひらく
初冬のおとずれ
感謝のひととき
サマリアの女性の像
福寿草
一羽のゆりかもめ
神さまがこころにしまってくださるの
雪雲のかなた
冬枯れの公園で
御神風さま おねがいです
おみ風さま ありがとう
さくら満開の聖金曜日
冬枯れのけやきの木
一枚の桜の花びらさんへ
美しさのかげに
無題
無心の子鴨たち
けやきさん
月見草の平和
南無 アッバ
『アッバ讃美』
アッバ讃句
アッバ讃歌
おみ風さまにつつまれて
迷子の小蟻チャン
大きな生命のいとなみ
孤独
ガリラヤ湖のオリーブ
高原の夕立
おみ風さまのおひらき
老い
静けさの有難さ
むぎわらとんぼ
一筋の道
夢
夕焼けのやすらぎ
こぶしの影
冬の夕暮れのひととき
おみ風さまの鼓動
手紙
アッバの作品
祈りだけは
手紙への返事
しあわせ
弱い私だからこそ
高原の駅で
雨の朝
南無アッバ
おみ風さまから生まれる
とうもろこしの匂い
希望
世にも美しい言葉
無量光院跡で
虫の祈り
晩秋のたそがれ
右を見ても 左をみても
母なるものの哀しみ
路上でのゴキブリの永眠
無言のうめき
とまった時のうえを
淋しさを越えて
散ったあと
カアー カアー 南無アッバ
今の有難さ
アッバのまなざしに生きる
小さな 小さな涙
桜の嗚咽
若葉の息づかい
すんだしじまの有難さ
追憶
ひよどりくんの遊び
じっととなえてみよう
高原の秋
故郷へ
大晦日の乾杯
小さな生命
アッバの家 故郷の家
誕生日の夜ふけ
月見草さん、一緒に祈ってくださいね
ガラス戸からの日ざし
小さな生命が奏でるもの
最後の仕上げ
心の霧がはれたとき
夕陽
物の見へたるひかり
歯をみがくように
開戦の朝
お願い
手紙の返事がかけるのは
父母へのレクイエム
秋の訪れ
高原のひととき
『心のせせらぎ』
りすくん、ほんとに きみはすてきだよ
有難う、さようなら
八十才の誕生日の朝
けやきくん、有難う
コンビニでの買い物
大都会の熱のとばり
えっ、この腕、誰の腕
アッバの奏でる子守唄
病床の人たちを思い
ちっちゃなちっちゃな生命と一緒に
けやきくんと、しだれ柳くん
ベッドで迎えた誕生日
二〇〇八年の信濃追分の思い出に
クリスマスの星空
一通の手紙
蝉くん、じゃ、またな
飲みかけのコーヒー
クリスマス・イヴの夜ふけ
粗大ゴミになったからこそ
「風の家」の祈り
風の家の祈り(一)
風の家の祈り(二)
苦しみのなかでの祈り
食前の祈り
食後の祈り
起床時の祈り
就寝時の祈り
詩の彼方へ誘うもの(若松英輔)
解説『井上洋治全詩集 イエスの見た青空が見たい』(『井上洋治著作選集 別巻』)(山根道公)