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2020.11.30
NTJ 新約聖書注解 ガラテヤ書簡

日本語で書き下ろす聖書注解シリーズ第1回配本。ガラテヤ書簡を最新の研究成果に学びつつ読み解く。聖書読者必携の書。
著者 | 浅野 淳博 著 |
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ジャンル | 注解書 |
シリーズ | シリーズ > 注解書 > NTJ 新約聖書注解 |
出版年月日 | 2017/10/02 |
ISBN | 9784818409804 |
判型・ページ数 | A5・538ページ |
定価 | 定価6,600円 (本体6,000円+税) |
在庫 | 在庫あり |
パウロの論旨が明快になる最高水準の注解書
なぜ教会の破壊者が、異邦人宣教の使徒となったのか。このパウロの劇的な回心の背後にある、歴史と思想とを簡潔に語るガラテヤ書。本書簡を最新の研究成果に学びつつ読み解く。パウロ神学入門の役目をも果たす、納得と新しい気づきに満ちた、聖書読者必携の書。
*『日本の神学』58巻(2019年発行)にて、焼山満里子氏による書評が掲載されました。
以下のアドレスで書評をご覧いただけます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihonnoshingaku/58/0/58_108/_article/-char/ja
凡例
はじめに(読んで下さい)
日本語訳について/パウロ書簡群の範囲について/テクストの名称について/
「ピスティス」について/視点について/適用について/謝辞
緒 論
導入
A. 著者としてのパウロ
B. ガラテヤとガラテヤ書の宛先
C. 執筆年代と執筆状況
D. 反対者のプロファイル
E. パウロの改宗
F. ガラテヤ書のアウトライン
注 解
第Ⅰ部 導入(1:1–9)
A. キリストの使徒からの挨拶(1:1–5)
トピック#1 使徒職とパウロの使徒観
B. キリストの福音からの乖離(1:6–9)
トピック#2 パウロとキリストの福音
第Ⅱ部 福音の啓示とその弁護(1:10–2:14)
A. 導入:啓示としての福音(1:10–12)
トピック#3 パウロと黙示/啓示
B. 啓示とその前後(1:13–24)
トピック#4 パウロとマカバイ殉教思想
C. 福音の真理の弁護(2:1–14)
1. エルサレム会議(2:1–10)
トピック#5 パウロの福音宣教と多様な教会観
2. アンティオキア事件(2:11–14)
トピック#6 ユダヤ教の宣教?
第Ⅲ部 福音の真理とその適用(2:15–6:10)
A. 導入:信頼性による義(2:15–21)
トピック#7 信頼性/信仰とキリスト
B. 福音の真理(3:1–4:31)
1. 信頼性と霊の受容(3:1–5)
トピック#8 律法とユダヤ人の律法観
2. 信頼性と契約の祝福(3:6–14)
トピック#9 呪いと救い
3. 約束と律法体制(3:15–24)
トピック#10 キリストへの参与
4. 約束の相続者(3:25–4:11)
トピック#11 儀礼としてのバプテスマ
5. ガラテヤ人によるパウロ受容(4:12–20)
トピック#12 地中海世界のおもてなし
6. 2つの契約のメタファ(4:21–31)
トピック#13 聖典の解釈
C. 福音の適用(5:1–6:10)
1. 自由の行使(5:1–15)
トピック#14 古代地中海世界における割礼と去勢
2. 相反する霊と肉(5:16–24)
トピック#15 霊に対峙する肉
3. 霊の共同体(5:25–6:10)
トピック#16 律法、キリスト、キリストの律法
第Ⅳ部 結び(6:11–18)
トピック#17 パウロとイスラエル
あとがきに代えて:その後のガラテヤ書
参考文献