礼拝と音楽 No.190 2021 SUMMER

※この音源はそのままご使用いただくためものではなく、テンポ、弾き方の参考です。
人の声のシンプルさと各声部の絡み合いの複雑さ。海辺に寄せる波のようなうねりと、歌う者・聴く者を包み込む宇宙的な響き。詞(ことば)を歌うジョスカンの音楽は、それを表現しようとするどんな言葉をもかき消してしまう。ルネサンスのインフルエンサーは、500年の時を超えてわたしたちの心を揺さぶり、神とともに生きる道を世界に示し続けている。
◆ジョスカン・デ・プレ没後500年──今、ポリフォニーを歌う意味……秋岡 陽
◆ジョスカン・デ・プレとその時代……寺本まり子
◆【対談】「密」で味わうジョスカンの魅力……青木洋也・夏山美加恵 司会=秋岡 陽
◆ジョスカン・デ・プレと音楽修辞……藤原一弘
◆ジョスカン・デ・プレと印刷楽譜の誕生──楽譜出版は社会に何をもたらしたのか……宮崎晴代
◆「ミサ典礼書」とポリフォニー音楽……西脇 純
【特別寄稿】
パンデミック下のフランスの教会活動──カトリック教会を中心に……猪股友枝
【好評連載】
◇礼拝とシンボル(28)……文=宮越俊光、画=吉永直子
◇“コンテンポラリー”を識る(16)……井上 義
◇折々の礼拝(11)……柳本伸良
◇聖書の歌をうたう(3)