中年の祈り
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中年期、それは喪失を経験しつつ、新たな創造が始まる時期。身体の変化、心の変化、そして環境の変化。この危機の時を生き抜くために、私たちにはどうしても祈りが必要だ。信仰の視点から中年期を捉えるエッセイと、中年の課題に寄り添う三十数編の祈り。
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【著者紹介】塩谷直也(しおたに なおや)
青山学院大学法学部教授、宗教主任。1963年宮崎市生まれ。国際基督教大学教養学部卒。東京神学大学修士課程修了(組織神学)。日本基督教団中京教会、知立伝道所、梅ヶ丘教会牧師を経て、2008年より現職。
序 章
1 気がせいていらだって──若い頃と比べない
祈り
気分が乗らない一日の始まりに
仕事を始める前に
約束を忘れる
食事の前に
あきらめて、新しいページを開く
誕生日に
寝る前に
2 利用する人は利用しない人のように──仕事とやんわり距離を取る
祈り
仕事がひと段落
昇進した
人身事故で電車が遅れる
新しい土地で暮らす
病気の友を見舞う
職場に愛想が尽きて
同期が自分より評価される/後輩が自分を追い越し昇進する
3 用意したものは、一体誰のものになるのか?──魂と霊
祈り
病気になった
手術を前にして
憎しみにかられたとき
夜中に目覚めて眠れない
老いた親を覚えて
猫・犬が死ぬ
介護が辛い
4 他人は救ったのに、自分は救えない──敗北を認め、奇跡を目撃する
祈り
巣立つ子どもを見送りながら
赦しを願う
離婚する
〇〇を赦せない
親が死ぬ(A)
親が死ぬ(B)
友が死ぬ
死にたいと思う
5 死んでいたのに生き返り──創造の時代へ
祈り
物を捨てる/整理する
新しい仕事を始める
退院の日に
災害に遭った人々のために
戦時下の人々のために
旅立つ〇〇を覚えて
今までの人生を感謝して
おわりに










































