届かずとも綴り続けた宣教師
日米戦下フィリピンの収容所から

[著者紹介]
フランク・ケーリ(Frank Cary)
1888年マサチューセッツ州フォックスボロに生まれる。宣教師である父の赴任先・京都で少年期を過ごす。1911年アーモスト大学卒。1916年オベリン神学校修了、アメリカン・ボード宣教師として来日。1918年から北海道(おもに小樽)、1939–41年松山で宣教。1941年9月、最後の便船でフィリピンのダバオに派遣され、在比日本人に対する宣教活動に従事。日米開戦により1941-43年ダバオで、1944–45年マニラのサント・トマース収容所で抑留。マニラ戦で解放され帰国。1946年日本に戻り西宮、尼崎、京都で宣教。同志社、神戸女学院、頌栄短期大学(学長1950–52年)、梅花学園、松山東雲・城南学園の理事を歴任。1973年カリフォルニア州クレアモント市のピルグリム・プレイスで死去。長男はオーテス・ケーリ同志社大学名誉教授。
[訳者紹介]
北垣宗治(きたがき むねはる)
兵庫県香住町に生まれる。1952年同志社大学文学部英文学科卒業、1954年文学修士(同志社大学)、1957年B. Phil.(英国セントアンドリューズ大学)。アーモスト大学に半年学ぶ、ハーヴァード大学で数次にわたり在外研究、1981年文学博士。専攻は英文学。同志社大学および大学院で英語・英文学を36年間教え、1990年退職。同志社大学名誉教授。1991–2003年敬和学園大学初代学長。日本英学史学会評議員・会長、同志社日米文化財団理事・理事長、国際文化会館評議員、国際哲学オリンピック日本組織委員長、キリスト教学校教育同盟常任幹事などを歴任。
森永長壹郎(もりなが ちょういちろう )
佐賀県に生まれる。1960年同志社大学文学部英文学科卒業。1963年大学院中退。1963–2002年同志社女子中学・高等学校に奉職。2013–2024年一般財団法人同志社日米文化財団理事。
[編者紹介]
若松大祐(わかまつ・だいすけ)
大阪府枚方市に生まれる。2000年同志社大学文学部文化学科哲学および倫理学専攻卒業。2004年(台湾)国立政治大学大学院歴史学科修了(文学修士)。2010年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻満期退学、2014年博士(学術)(東京大学)。専門は、現代台湾地域研究、中国近代史。常葉大学外国語学部教授。2024年より一般財団法人同志社日米文化財団評議員。
[監修者紹介]
アン・ケーリ(Ann B. Cary)
京都に生まれる。カナディアン・アカデミー卒業後、オベリン・カレッジ(1972年 B.A.)、ボストン大学教育学部(1982年 M.Ed.)。1992–1999年松山東雲女子大学、1999–2021年神戸女子大学で教鞭を執る。神戸女子大学名誉教授、一般財団法人同志社日米文化財団代表理事、国際文化会館名誉顧問。
フランク・ケーリの家族
フランク・ケーリが手紙を宛てた家族の略歴
まえがき……ヘレン・ケーリ・ノッキ、マーサ・ジーン・ケーリ・パウエル、オーテス・ケーリ、メアリ・アリス・ケーリ・シェパード
収容所からの手紙
父フランク・ケーリのこと……オーテス・ケーリ
祖父フランク・ケーリが目指したのは……アン・ケーリ
解説……若松大祐
監修者あとがき……アン・ケーリ
フランク・ケーリ略年表









































