礼拝と音楽 No.188 2021 WINTER

ブルックナーの生きた19世紀、日本では西洋音楽の流入が始まろうとしていました。わたしたちの音楽につながる事件の裏側で、ヨーロッパではどんな教会音楽文化が営まれていたのか。オペラ全盛の時代にあって、ブルックナーは交響曲と教会音楽に情熱を注ぎ続けました。努力の人・ブルックナーの軌跡をたどり、その音楽の魅力に迫ります。
◆ブルックナーの生涯……根岸一美
◆ブルックナーの創作と十九世紀音楽……西原 稔
◆ブルックナーの宗教声楽作品──「テ・デウム」、ミサ曲、モテットの歌詞の意味と源泉……宮越俊光
◆セシリア運動の諸相──教会音楽のあり方を探求した人々……米沢陽子
◆ブルックナーとオルガン即興演奏……佐々木悠
◆ブルックナーの教会音楽を聴く……植木紀夫
◆年表 ブルックナーとその時代……編集部
【特別寄稿】
◇ぐーすたウェビナー開講への道程……竹佐古真希
【新連載】
聖書の歌をうたう
【好評連載】
◇礼拝とシンボル(26)……文=宮越俊光、画=吉永直子
◇“コンテンポラリー”を識る(14)……井上 義
◇折々の礼拝(9)……唐澤健太