礼拝と音楽 No.180 2019 WINTER

聖霊。三位一体の神の「顔」のなかで、いちばん身近なはずなのに、いちばんわからない。「わからない」から、性質のまったく異なるさまざまな現象にたとえられてきた。「わからない」から、その理解をめぐって分裂も起こった。今わたしたちは、「わからない」けれどこの世界でたしかに働かれる聖霊によって、多様なまま一つにされる未来を信じたい。
◆ペルソナ(一つの位格)としての聖霊
──私の内なる他者とともに生きるよろこび……阿部仲麻呂
◆聖霊を歌う賛美歌……荒瀬牧彦
◆古代における聖霊 東方正教会……大森正樹、西方教会……小高 毅
◆ウェスレーと聖霊──神より生まれて……藤本 満
◆ペンテコステ派と聖霊……鈴木正和
◆《エッセイ》奏楽の中に聖霊が働かれる……加藤千加子
【報告】
クリスマス・ヒム・フェスティバル……編集部
【新連載】
折々の礼拝(1)……小栗献
【好評連載】
◇礼拝とシンボル(19)……文=宮越俊光、画=吉永直子
◇“コンテンポラリー”を識る(6)……井上 義