礼拝と音楽 No.179 2018 AUTUMN

日本の教会ではあまり知られていないフランソワ・クープランと、その時代のフランス教会音楽。しかし多くの作品が、今なお音楽家たちや聴衆に愛されている。典礼の変化や教派の違いによって、現代の日本の教会での使用には工夫が求められるが、神を賛美するために作られたわたしたちの財産として、たいせつに歌い、奏でてゆきたい。
◆クープランとその時代の教会音楽……今谷和徳
◆年表 十七・十八世紀フランスの音楽家たち……編集部
◆十七・十八世紀フランスにおける宗教楽曲成立の歴史的背景……坂野正則
◆暗闇の聖務とルソン・ド・テネブル……宮越俊光
◆十七・十八世紀フランスのオルガン……椎名雄一郎
◆《座談会》礼拝で弾くクープランとその時代の音楽
……坂戸真美、志村拓生、堀切麻里子 司会=竹佐古真希
◆クープランの人生と音楽……国分桃代
◆【エッセイ】フランスバロックの普及をめざして……村上 惇
◆【エッセイ】クープラン一族のオルガン
──ロゼー・アン・ブリーの歴史的楽器を訪ねて……川越聡子
【好評連載】
◇礼拝とシンボル(18)……文=宮越俊光、画=吉永直子
◇“コンテンポラリー”を識る(5)……井上 義
◇主に向かって”新しく”うたおう!(13)