礼拝と音楽 No.174 2017 SUMMER

賛美の「ことば」を旋律にのせて歌うとき、わたしたちは自分のこころに「ことば」をつかまえているだろうか。美しい旋律やハーモニーにこころを動かされるうちに、「ことば」が意味を失ってしまってはいないだろうか。賛美の「ことば」を、まずは自分のこころに、余すところなく受け止めたい。唇から放たれる歌声が、神さまへ、そして、隣人へと届くように。
◆1717年から2017年へ─神学と賛美歌について……深井智朗
◆【座談会】日本語で賛美歌を歌う─「美しさ」と違和感の間で……大塚野百合、増田琴、柳本和良、司会=石田 学
◆日本語の賛美歌 きほんの「き」……編集部
◆み机・食卓・テーブル─賛美歌詞の語彙のこれまでとこれから……水野隆一
◆賛美歌のことばを分析(アナリーゼ)する……小栗 献、山本有紀
◆「逃げ水」の行方─キリスト教と近代日本文学の作家たち……佐藤裕子
◆《エッセイ》富弘さんのことばの力……なかにしあかね
◆《エッセイ》沖縄のことばで賛美歌を歌う……高江洲義寛
◆《エッセイ》「しらべ」と共に降りてくる「ことば」……川上 盾
【特別寄稿】
教会の「親子室」から見る「乳幼児と共に守る礼拝」……牛田 匡
【好評連載】
◇礼拝とシンボル(13)……文=宮越俊光、画=吉永直子
◇主に向かって“新しく”うたおう!(8)