礼拝と音楽 No.173 2017 SPRING

「聖歌隊によって神をたたえよ イスラエルの源からの主を」(詩編68編27)。聖書の民が受け継いできた、賛美の伝統「聖歌隊」。今この時代の、わたしたちの礼拝においても、神を賛美し、会衆をリードし、聖書のメッセージを伝えるたいせつな役割を担っている。大作曲家による名曲を歌うことが難しくても、ハーモニーでなくユニゾンでも、二人、三人でも。
◆米国合唱(聖歌隊)指導法の一つの伝統
─Westminster Choir CollegeとGroup Vocal Techniqueを巡って……井上 義
◆「共にうたうこと」から考える「うたの力」
─キリスト教のうたう文化としての「賛美」と近代以来の日本の「合唱」……山本美紀
◆現代日本のプロテスタント教会における聖歌隊賛美の意味と意義
─聖歌隊のサステイナビリティー……泉川道子
◆「キッズ・クワイヤ」の実際とその意義を考える
─日本バプテスト連盟 教会レポートから……江原美歌子
◆礼拝の中での聖歌隊の役割と可能性……高橋 牧、飯 靖子
◆《エッセイ》 正教会聖歌について思うこと……水口優明
◆《エッセイ》 聖歌隊 街を行く……中村 健
【特別企画/『讃美歌21』刊行20周年にあたって】
・『讃美歌21』刊行までのあゆみ
─日本の賛美歌集編纂の歴史をふりかえる……志村拓生
【好評連載】
◇礼拝とシンボル(12)……文=宮越俊光、画=吉永直子
◇主に向かって“新しく”うたおう!(7)