礼拝と音楽 No.172 2017 WINTER

その死をもってひとつの時代の終わりを告げる、J・S・バッハ。彼の教会音楽作品は、バロックの成熟した姿として、今も多くの人々を魅了します。では、その時代の始まりは? ルターの「95か条の論題」からおよそ100年、イタリアから、やがてバッハへと吹き渡る新しい風が起こります。「若きバロック」の教会音楽の魅力に迫ります。
◆初期バロックの教会音楽─ルネサンスからバロックへ……秋岡 陽
◆中世から近代への歴史の大転換期─初期バロック音楽誕生までの時代背景……松本義宣
◆モンテヴェルディの生涯……津上智実
◆モンテヴェルディ《聖母の夕べの祈り》……花井哲郎
◆初期バロックの教会音楽家たち─その響き、湧き出る泉の如し……米沢陽子
◆初期バロックからバッハに至るオルガン作品─礼拝奏楽に応用できる名曲ガイド……吉田 愛
◆年表 今号に登場した音楽家たち ルネサンス~バロック
【特別企画】
◎特別インタヴュー
ルターの宗教改革とバッハのコラールカンタータ……鈴木雅明
◎特別寄稿
フェスティバルをしよう……水野隆一
【好評連載】
◇礼拝とシンボル(11)……文=宮越俊光、画=松本太郎
◇主に向かって“新しく”うたおう!(6)