礼拝と音楽 No.170 2016 SUMMER

キリスト教の礼拝楽器としてオルガンが使われるようになって以来、数多の音楽家たちが、神さまと向き合いつつ祈りの音楽を創作し、そして奏でてきました。その営みは、21世紀の現在に至るまで休むことなく続いています。19世紀は、わたしたちが生きるこの時代に続く「音楽のあり様」が生まれた世紀。この見逃せない「おもしろい時代」に注目します。
◆近くて遠い・遠くて近い十九世紀
─現在の始まりとしての十九世紀後半を概観する……松本義宣
◆ドイツ後期ロマン派のオルガン音楽
─コラール作品と、奏楽で使用可能な自由作品を中心に……トーマス・マイヤー=フィービッヒ
◆フランス後期ロマン派のオルガン音楽……坂戸真美
◆《座談会》日本の教会にもっとロマン派を!……加藤千加子、竹佐古真希、吉田 文
◆十九世紀のオルガン……椎名雄一郎
◆合唱の十九世紀─歌う市民たちの出現……秋岡 陽
【特別寄稿】
◎現代ドイツ・プロテスタント教会礼拝事情
─種々の新しい試みと『プロテスタント礼拝式文』(UEK/ VELKD,1999)に触れて……橋本祐樹
【好評連載中】
◇ルターと賛美歌(14)……徳善義和
◇礼拝とシンボル(9)……文=宮越俊光、画=松本太郎
◇主に向かって“新しく”うたおう!(4)