礼拝と音楽 No.168 2016 WINTER

説教が礼拝の中で語られるものであるにもかかわらず、説教と礼拝は別々に研究され、
その成果も別々に実践される傾向にある。それぞれに学問分野として確立し、互いに
遠慮しあい、時には牽制しあうこともある。「説教学」も「礼拝学」も、本来の目的は同じ。
「あれかこれか」ではなく、「あれもこれも」という選択が、わたしたちの礼拝と説教を豊かに変えていく。
◇対談 「説教」か「礼拝」か 説教学と礼拝学の共働をめざして……荒瀬牧彦・平野克己
◇礼拝と説教─神学教育の場から説教を考える……石田 学
◇礼拝における説教理解と役割の変遷─ケリュグマからパワポ説教へ……中道基夫
◇カトリック教会の説教─2014年の「説教指針」に至る歩み……宮越俊光
◇説教と讃美歌……中山信児
◇説教者と奏楽者─それぞれの立場から礼拝を考える……増田 琴、末次かおり、岡崎菜佳子
【特別寄稿】
◎ボヘミアの宗教改革とフスの賛美歌……小栗 献
【好評連載中】
◇ルターと賛美歌(12)……徳善義和
◇礼拝とシンボル(7)……文=宮越俊光、画=松本太郎
◇主に向かって“新しく”うたおう!(2)