礼拝と音楽 No.167 2015 AUTUMN

今日の日本では、ルネサンス期の教会音楽がコンサートやコンクールで盛んに演奏され、愛好されている。しかし、もちろんこれらの音楽は、神を賛美するために作られ、歌われた、教会のたいせつな財産だ。教会の歴史の転換点でもある、この時代に生きた人びとの信仰と音楽が、さまざまな形で、現代を生きるわたしたちの賛美につながっている。
◇十五・十六世紀の礼拝と音楽……秋岡 陽
◇ルネサンス期のカトリック教会の音楽……森 裕子
◇宗教改革とルネサンス音楽
─同じ倉から新しいものと古いものを取り出す……水野隆一
◇《対談》ルネサンス・ポリフォニーの魅力……皆川達夫、金澤正剛
◇ルネサンス期のオルガン……武久源造
◇昔の人の音感に近づくためのソルミゼーション
六音階名唱─追加される♭の心……辻 康介
◇ルネサンス宗教音楽名曲ガイド……花井哲郎
◇《年表》ルネサンスの音楽家……編集部
【報告】
◎国際賛美歌学会ケンブリッジ大会参加報告……編集部
【新連載】
◇主に向かって“新しく”うたおう!(1)
【好評連載中】
◇ルターと賛美歌(11)……徳善義和
◇礼拝とシンボル(6)……文=宮越俊光、画=松本太郎