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2020.11.30
VTJ 旧約聖書注解 出エジプト記 1〜18章

日本語で書き下ろす聖書注解シリーズ第2回。テクストの編意図という思想的視点から出エジプト記の出来事について考察する。
著者 | 鈴木 佳秀 著 |
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ジャンル | 注解書 |
シリーズ | シリーズ > 注解書 > VTJ 旧約聖書注解 |
出版年月日 | 2017/11/20 |
ISBN | 9784818409811 |
判型・ページ数 | A5・320ページ |
定価 | 定価4,840円 (本体4,400円+税) |
在庫 | 在庫あり |
主とイスラエルの民との出会いや記憶の原点とも言える、エジプト脱出や荒れ野、啓示の出来事。従来の歴史的・資料的視点を鑑みつつ、どのような意図でテクストを編したかという思想的視点からそれらを考察。「エクソダス」の現代的意義を我々に問いかける。
*『日本の神学』58巻(2019年発行)にて、小友 聡氏による書評が掲載されました。
以下のアドレスで書評をご覧いただけます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihonnoshingaku/58/0/58_80/_article/-char/ja
凡 例
緒 論
書名について
出エジプト記の主題とその構成について
出エジプト記の組み立てについて
(1)第Ⅰ部 エジプトでの苦難とそこからの脱出(1:1–15:21)
(2)第Ⅱ部 脱出後の荒れ野での試練とヤハウェの奇蹟(15:22–18:27)
(3)第Ⅲ部 シナイ山での律法の啓示(19:1–40:38)
出エジプト記の時代背景について
(1)エジプトからの脱出
(2)モーセは実在したのか
(3)エジプトの宰相であったヨセフの時代
出エジプト記を構成する資料層と編の問題について
注 解
第Ⅰ部 エジプトでの苦難とそこからの脱出(1:1–15:21)
1.エジプトにおけるイスラエルの苦難(1:1–2:25)
(1) エジプトで数を増したイスラエルの子ら(1:1–22)
(2)モーセの誕生――レビびとの家庭に生まれた男の子(2:1–10)
(3)殺害事件によりエジプトから逃亡(2:11–25)
2.エジプトからの脱出に向けて(3:1–13:16)
(1)モーセの召命とエジプトへの帰還(3:1–4:31)
(2)ファラオとの交渉と十の災い(5:1–12:36)
(3)エジプトからの出立へ(12:37–13:16)
3.葦の海の奇蹟と脱出(13:17–15:21)
(1)雲の柱、火の柱に導かれて荒れ野の道へ(13:17–22)
(2)葦の海の底を渡るイスラエルの子ら(14:1–31)
(3)ヤハウェへの賛歌(15:1–21)
第Ⅱ部 脱出後の荒れ野での試練とヤハウェの奇蹟(15:22–18:27)
1.飲み水と食糧をめぐる試練とヤハウェの奇蹟(15:22–17:7)
(1)マラの苦い水の試練と奇蹟(15:22–27)
(2)シンの荒れ野での試練とマーンの奇蹟(16:1–36)
(3)レフィディムでの試練と泉の奇蹟(17:1–7)
2.アマレク来襲の試練と勝利の奇蹟(17:8–16)
(1)アマレクとの戦いとイスラエルの勝利(17:8–16)
3.指導体制の確立と仲保者モーセの職責(18:1–27)
(1)エトロへの帰還報告と与えられた指導体制についての示唆(18:1–27)
トピック#出エジプト記を翻訳して示されたこと
(1)モーセとアロンの関係をめぐって
(2)レビびとの伝統に立つモーセと律法遵守の精神・なぜ「あなた」なのか