「読もう」シリーズ イザヤ書を読もう 上
ここに私がおります

【著者紹介】大島 力(おおしま・ちから)
1953年生。東北大学文学部史学科卒(西洋史専攻)、東京神学大学大学院博士課程後期修了(旧約聖書神学)。日本基督教団石神井教会牧師を経て、青山学院大学宗教主任・経済学部教授。現在、青山学院大学名誉教授、博士(神学)。
イザヤ書全体の概要
イザヤ書1〜39章の構成と概要
Ⅰ 1〜12章
1 イザヤの時代の王たち ウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤ(1・1)
2 天よ、聞け。地よ、耳を傾けよ(1・2〜9)
3 祭儀ではなく、公正を追い求めよ(1・10〜17)
4 神によって「精錬」される町(1・21〜26)
5 その剣を鋤に、槍を鎌に打ち直す(2・1〜5)
6 人間に頼ることをやめよ、鼻で息をするだけの者に(2・6〜22)
7 指導者不在の混沌に、救いはあるか(3・1〜4・6)
8 ぶどう畑の歌(5・1〜7)
9 神の計画を嘲笑する者に、災いあれ(5・8〜24)
10 イザヤと聖なる神との出会い(6・1〜7)
11 イザヤの宣教の使命と、その困難(6・8〜13)
12 「静かにして、恐れるな」 王と預言者の対峙(7・1〜9)
13 インマヌエルのしるし その意味すること(7・10〜17)
14 イザヤの挑戦と撤退 弟子たちのうちに教えを封じる(8・1〜18)
15 終わりなき平和(8・23〜9・6)
16 北王国への裁きと、南王国の現実(9・7〜10・4)
17 災いあれ、私の怒りの鞭であるアッシリアに(10・5〜15)
18 「エッサイの切り株」の希望 正義と公正をもたらす者(10・33〜11・9)
19 あなたがたは喜びのうちに、救いの泉から水を汲む(12・1〜6)
Ⅱ 13〜39章
20 バビロンの崩壊と神の歴史支配(13・1〜14・27)
21 エジプト、アッシリア、イスラエルの神(19・1〜25)
22 イザヤの絶望(22・1〜14)
23 神の王的支配と死の克服(24・21〜23、25・6〜10 a)
24 ぶどう畑の回復(27・2〜6)
25 農夫の知恵、陶工の譬え(28・23〜29、29・15〜16)
26 エジプトに頼るな(30・1〜5、31・1〜3)
27 報復 荒廃から再生へ(34〜35章 Ⅰ)
28 荒れ野の変容とシオンへの帰還(34〜35章 Ⅱ)
29 アッシリアと対峙するイザヤ・ヒゼキヤ(36〜37章)
30 ヒゼキヤの祈り(38〜39章)
あとがき