礼拝と音楽 No.177 2018 SPRING

プロテスタント教会が退けようとしてきた視覚的要素。ときに、過激な方法で破壊されることもあった。「聞く」ことに重きが置かれる一方で、しかし「見る」ことも失われてはいない。「何もない」ということも、視覚を通して感じ取ることのできる象徴となりうる。そして、「見える」メッセージは、「聞く」ことに困難を覚える人びとにとって、たいせつな「声」なのだ。
◆聖なるドラマとしての礼拝……石田 学
◆宗教改革と視覚的要素……藤本 満
◆プロテスタント教会の祭服──牧師と礼拝奉仕者の服装……浦上 充
◆礼拝を深める視覚効果──礼拝で用いられる色彩について……阿部仲麻呂
◆礼拝空間をしつらえる──豊かな礼拝経験をめざして……荒瀬牧彦
◆教会暦のバナー……齋藤メリー
◆《エッセイ》絵柄の向こう側から注がれる光を求めて……鈴木摩耶子
◆《追悼》小山章三先生を偲んで……飯 靖子
【好評連載】
◇礼拝とシンボル(16)……文=宮越俊光、画=吉永直子
◇“コンテンポラリー”を識る(3)……井上 義
◇主に向かって”新しく”うたおう!(11)