礼拝と音楽 No.166 2015 SUMMER

「世界のをさなる神のめぐみ 平和をあいする民にあれや」。
『讃美歌』(1931)の「世界平和」の項目に、この歌はありました。
第一次世界大戦への反省から生まれたこの歌は、1945年のあの日まで、
日本の教会でどのように扱われていたのでしょうか。
今、「神の平和」を求めてうたいたい。
「与えてください、世界の主よ、正義と平和と和解の日を」(『讃美歌21』561番)
◇礼拝と平和がつながれますように……荒瀬牧彦
◇賛美歌における「平和」の変遷……谷口昭弘
◇イスラームと祈り……四戸潤弥
◇平和礼拝素材集……市原信太郎、浅野直樹、中道基夫、中村証二
【エッセイ】
◇共に生きる群れをめざして─多様性と平和……工藤万里江
◇子どもたちと学ぶホロコースト……石岡史子
【特別寄稿】
◎賛美の歌を求めて(3)……新垣壬敏
◎Documenta Gregoriana ex Finlandia
─フィンランドで発見されたグレゴリオ聖歌……松原千振
【好評連載中】
◇ルターと賛美歌(10)……徳善義和
◇礼拝とシンボル(5)……文=宮越俊光、画=松本太郎