日本キリスト教団出版局



洋楽渡来考 再論

イーショップ教文館

洋楽渡来考 再論

箏とキリシタンとの出会い《DVD付》


皆川 達夫:著

A5判 上製函入 160ページ

7,040円税込

ISBN978-4-8184-0877-7 C3073

2014年03月


箏曲「六段」の原曲はグレゴリオ聖歌だった!? 音楽史の謎に迫る一冊


中世・ルネサンス音楽史の権威が、《箏曲「六段」はキリシタン時代に伝来したグレゴリオ聖歌「クレド」の旋律を元に作られた》という仮説に挑戦。曲の構造や様々な状況証拠の検討から、キリシタン期の音楽の姿を再現する。ローマで「クレド」「六段」を同時演奏したDVDも収録。
※この仮説は、テレビ朝日「題名のない音楽会」2011年5月29日放送において特集されました。 「題名のない音楽会」該当ページ

★3名の推薦とDVDの内容を記載したカタログがございます

【目次】
序  文
I マドリード版『サカラメンタ提要』
1 長崎版『提要』底本の有無
2 マドリード版『サカラメンタ提要』
3 マドリード版の内容
4 四つの『提要』
5 四つの『提要』記載の聖歌
6 長崎版記載曲目の独自性
7 印刷技術
8 記譜法
9 聖歌旋律の比較
10 長崎版における日本語
11 むすび

Ⅱ キリシタン期の日本における
「連祷」(リタニエ)をめぐる諸問題
1 はじめに
2 「連祷」とは
東京国立博物館所蔵『キリシタン・マリア典礼書写本』収録
「聖マリアの連祷Litaniae Lauretanae」全文および訳
3 16世紀以降の「連祷」
4 キリシタン期日本における「連祷」
5 『キリシタン・マリア典礼書写本』記載「連祷」の旋律定型
6 「連祷」と「アンティフォナ」
7 むすび
「連祷」収録聖歌集一覧(17世紀以降)
付論 茨木・東家旧蔵『吉利支丹抄物』に書写された
「聖体秘跡の連祷」(原田裕司)

Ⅲ 箏曲《六段》の成立に関する一試論
――日本伝統音楽とキリシタン音楽との出会い――
1 はじめに
2 クレドとは
3 クレドと六段の重ね合わせ
4 キリシタン期の日本におけるクレド
5 ヴィオラ・ダルコの参加
6 その他の楽器
7 邦楽器でクレドを奏した者
8 六段作者の姿
9 賢順か八橋か
グレゴリオ聖歌《クレド》第一番〜第六番、
箏曲《六段》 比較楽譜
《クレド》の歌詞対訳
付論 《六段の調》解題 (久保田敏子)
(1)曲名について
(2)作曲者について
(3)段物に共通する特色
(4)《六段》と《すががき》の研究
(5)当時の音階
(6)《すががき》と《調べ》
(7)希望的推論

参考文献
初  出
付録DVD解説

【付録DVD収録曲】
1 グレゴリオ聖歌《クレド 第一番》[4分48秒]
2 箏曲《六段》(伝・八橋検校作)[6分27秒]
3《六段》とグレゴリオ聖歌《クレド 第一番》(第四旋法)
 [10分02秒]
4《六段》とグレゴリオ聖歌《クレド 第三番》(第五旋法)
 (初段・二段)[3分57秒]
5《六段》とグレゴリオ聖歌《クレド 第四番》(第一旋法)
 (初段・二段)[3分53秒]
6 箏曲《乱》(八橋検校作)[8分34秒]
7 箏組歌《四季の曲》〈抜粋〉(序・秋・冬)(八橋検校作)
 (作詞者不明)[8分39秒]
8 箏曲《五段砧》(光﨑検校作)[13分55秒]
  箏(替手):野坂操壽 箏(本手):野坂惠璃
9 《救い主を育てた御母》(フランシスコ・ゲレーロ作)
 [4分35秒]
[トータルタイム 64分50秒]

 箏 :野坂操壽(2、3、4、5、6、8)
箏と歌:野坂惠璃(7、8)
合 唱:中世音楽合唱団(1、3、4、5、9)
指 揮:皆川達夫(1、3、4、5、9)

収録日・会場:
2012年7月4日、
オラツィオ・デル・カラヴィータ礼拝堂(ローマ)(1〜8)
2012年7月3日、
サンタ・プラッセーデ教会(ローマ)(9)


【著者紹介】皆川達夫(みながわ・たつお)
1927年東京生まれ。1968年立教大学教授、1993年同大学定年退職、元東京大学講師、元慶応義塾大学講師。現在、立教大学名誉教授、全日本合唱センター名誉館長、日本近代音楽館顧問、中世音楽合唱団(1952年設立)主宰。著書『バロック音楽』『中世・ルネサンスの音楽』(講談社)、『オラシヨ紀行』(日本キリスト教団出版局)、『西洋音楽ふるさと行脚』『西洋音楽史Ⅰ 中世・ルネサンス』(音楽之友社)他。NHKラジオ番組「音楽の泉」(AM第1放送、日曜朝)解説担当。1978年イタリア政府よりキリシタン音楽研究の功績によってカヴァリエーレ勲章を授けられる。2003年論文『洋楽渡来考』によって明治学院大学より芸術学博士号を授けられる。


100選案内ページ
賛美歌案内ページ
リトルベル刊行絵本一覧
「牧師」を知る10冊
オルガン曲集一覧表
311を忘れないために

楽譜のコピーはやめましょう
日本基督教団ホームページ
こひつじ文庫ホームページ
»twilog(ツイログ)で見る
※ブログ形式でツイートが
 ご覧いただけます