日本キリスト教団出版局



変わっていくこの国で


変わっていく この国で

戦争期を生きたキリスト者たち


石浜 みかる:著

四六判 並製 202ページ

1,836円税込

ISBN978-4-8184-0647-6 C0021

2007年07月


日本が軍国主義と「神国」化に向けて暴走し、国民の意識も時代の潮流に流されていった日中・太平洋戦争期。戦争協力と偶像崇拝を強要される暗い時代を生きたキリスト者たちの体験と内面史を描いた12本のルポルタージュが、同じ過ちへと歩みつつある現代に警鐘を鳴らす。


【目次】

第一章 不思議な女性
野木てい(のぎ・てい 1911—2003)
  開拓義勇隊として満州へ渡ってきた青少年たちが
  暮らす寮で寮母を務め、伝道した。

第二章 「朝鮮は解放されたんです」
脇本 寿(わきもと・ひさし 1920—  )
  伝道師を経て、連行されてきた朝鮮人工員が暮らす
  川崎の寄宿舎で舎監を務めた。

第三章 「クリスチャンの教師がのさばっている」
光井文武(みつい・ふみたけ 1889—1950)
  広島女学院高等女学部の部長を務めるが、
  軍に目をつけられ、終戦直前学校から追放される。

第四章 「この死が一粒の麦となって……」
朱基徹(チュ・キチョル 1897—1944)
  朝鮮の長老教会牧師として神社参拝を拒否し、
  日本人刑事の拷問により平壌で獄死。

第五章 「神さま、私を日本に遣わしてください」
セディ・リー・ワイドナー(1875—1939)
  アメリカ人宣教師として岐阜に美濃ミッションを創設。
  神社参拝問題と戦い、排撃運動に遭う。

第六章 「日本精神」とキリスト教
今泉源吉(いまいずみ・げんきち 1891—1969)
  伝道者そして法の専門家として1927, 29年「宗教団体法案」
  の廃案に尽力するが、後に「みくに」運動を開始。

第七章 「子孫に隠さず、後の世代に語り継ごう」
満州基督教開拓村(1941—1945)
  賀川豊彦の主導で満州に作られたキリスト者の開拓団の村。
  国策に従い220名が送り出され、死者・不明者96名。

第八章 困難な格闘
織田楢次(おだ・ならじ 1908—1980)
 朝鮮の民衆に福音を伝えることを使命とし、
 半島を回って朝鮮語で伝道した。

第九章 そのそばにいたいと思ってしまう「センセイ」
村上俊(むらかみ・たかし 1911—1947)
  組織神学の研究者だったが、召集されて色丹島へ。
  サハリン(樺太)抑留中に事故死。

第十章 ぼくは戦闘機を造りに日本へわたった
林栄華(リン・エンフォア 1925—  )
  台湾から少年工として来日し、高座海軍工廠で
  局地戦闘機「雷電」の組み立てなどを行う。

第十一章 わたしは兵役に服するよりは懲役に服したい
イシガ・オサム(1910—1994)
  翻訳者。エスペラント語を通じて世界の平和運動に触れ、
  兵役を拒否。しかし挫折した。

第十二章 「守るべき神の言葉がある」
石濱義則(いしはま・よしのり 1903—1981)
  歯科医。ブレズレンの伝道者として治安維持法違反
  嫌疑で検挙され、広島刑務所で刑に服した。

   略年表/あとがき


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