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がん哲学外来で処方箋をカフェと出会った24人 樋野興夫:編著 四六判 並製 160ページ 1,650円税込 ISBN978-4-8184-0941-5 C0095 2016年05月 2014─15年度『信徒の友』連載「シリーズ がんと生きる」を単行本化がん専門の病理医である著者が提唱した「がん哲学外来」。がん学と人間学を合わせ、医療現場と患者の間の「隙間」を埋めるこの試みは、共感が共感を呼び、全国的な広がりを見せている。この外来と出会い、「言葉の処方箋」を得た24人が語る自分のこと。 ★チラシはこちら 【目次】 はじめに─がん哲学外来の目指すこと 第1部 がん哲学外来メディカルカフェのこと……樋野興夫 島根の小さな村から 医師の道へ 五人の先人たちから継承したもの 「天寿がん」の時代を目指す 中皮腫との関わりから人との関わりへ 対話する医療からメディカルタウンへ 「傾聴」から「対話」へ がんと宣告されても がん哲学から人生を考える to doではなくto beの思想 教会をがん患者の受け皿に 死ぬという大切な仕事 第2部 がん哲学外来メディカルカフェと出会って がんになって信仰に立ち返った私……前川知恵子 「魂の叫びのケア」に用いられて……高野圀昭 がんになって再発見 コミュニケーションの大切さ……高橋直美 受洗2日後に「がん」と告知されて……嶋田弥生 宗教が漂白された日本で生きる指針……酒井章行 患者としてではなく「私自身」として生きる……小池 善 悲しみがあるから心は豊かに……大弥佳寿子 解決はできなくても解消はできる……上杉有希 残された時間、夫婦で宴を……野田真弓 看護師として得たトリプルの力……安楽よう子 がんの優先順位を下げる……小林真弓 老いに寄り添い、がんと連れ添う……豊田敬二 良い師、良い仲間、良い言葉に恵まれて……清水津江子 がんの順位を下げて老春を謳歌……小林教男 周囲のやさしさに助けられて……角田万木 がん細胞からあふれ出た愛……沼田千賀子 医療者と患者の隙間を埋めたい……堀場優樹 言えない気持ち 聞けない気持ち……楠 章子 受け入れる冷静さと勇気を……平林かおる 看護師の目と患者としての思いと……二上祐子 私はここにいます!……秋山美奈子 自分の生き方の見直しを……穂積修司 私はどうしたいのかを問われて……長久あずさ 信仰が与えられていたことの恵み……杉本美江 あとがき 【編著者紹介】樋野興夫(ひの おきお) 1954年島根県生まれ。米国アルバート・アインシュタイン大学、フォックスチェイスがんセンター、がん研究所実験病理部部長等を経て、順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授、医学博士。2008年「がん哲学外来」を開設。 ★『信徒の友』2016年4月号からは、「シリーズ がんと生きる」3年目として、「がん哲学外来レポート メディカルカフェスタッフ体験記」を連載中! ▶『信徒の友』最新号のページへ |